金融業界のお客様を支援するカスタマーソリューションマネージャー(以降、CSM )として、お客様の AWS の移行や活用における課題を特定し、解決を支援していくことがミッションです。
AWS への移行や活用の課題というと技術的な課題を想像されるかもしれませんが、AWS をより有効に活用いただくためには組織、人材、運用といった非技術の様々な課題も発生します。CSM はお客様と一緒に AWS への移行、効果的な活用を実現するための計画をたて、技術/非技術にかかわらず課題を特定・解決するといった対応をしています。
AWS を活用し、お客様がビジネス価値を高めるためにどういったアプローチが有効かを、短期的な視点だけでなく中長期的な視点を持って検討・実現していく仕事です。
一日の始めに、メール・Slack を確認して、お客様からの問合せ、AWS の最新情報を確認します。CSM は複数のプロジェクトや提案を担当していることが多く、お客様との打ち合わせや提案に向けての準備を並行して進めていきます。お客様への提案は、同じお客様を担当する営業・ソリューションアーキテクトのメンバーや、各サービスのスペシャリスト部門のメンバーと連携して検討・作成します。例えば AWS への移行支援プロジェクトでは、プロジェクトの進捗・課題確認と解決案を検討します。人材育成計画検討の打ち合わせでは、人材育成を通してお客様のビジネス上の課題や実現したいことを確認し、課題解決するための提案や今後の活動を決定します。お客様との打ち合わせで新たな学びがあれば、今後の提案活動の質の向上のために改善点を一緒に検討を実施したメンバーにフィードバックすることもあります。
お客様との会議の他に、AWS 内の同じお客様を担当するチームや、CSM チーム内の会議にも参加します。現在の自分の状況報告に加えて、困っている点や相談事項についてメンバーと議論することで解決のヒントを得ることも多々あります。
前職は生命保険会社の社員としてインフラ管理、インフラプロジェクトのプロジェクト/プログラム管理を担当していました。
お客様が感じている課題は、前職で自分が経験していたことに通じることも多く、お客様がどんな課題を感じているか、どういったアプローチだと解決に向けた活動をお客様が進めやすいかを検討する際に活かすことができていると感じます。
AWS を効率的に活用すると一言でいっても、お客様毎に最適なアプローチは異なります。CSM は直近の課題解決だけでなく、お客様のビジネス価値をどうすれば高めることができるかを中長期的に検討することも必要です。発生する様々な課題の中で、優先度と緊急度を設定して計画を立てる際なども、前職で優先度をつけながら計画を立案し、プログラム管理をしていた経験は活きていると感じます。
AWS への移行や AWS 活用によるイノベーション創出はお客様にとって大きな挑戦です。達成するためには様々な課題があり、お客様毎にその課題は異なります。それら答えがない課題をお客様と一緒に乗り越えながら、AWSの活用戦略を検討し、AWS をより効果的に活用いただくことで、お客様のビジネス価値の向上に貢献できていると感じることができるのがよろこびであり、やりがいでもあります。また、お客様のビジネス価値向上に貢献できる新たなサービスがAWSからどんどんリリースされています。こういった新しい技術やソリューションを活用しながらお客様に新たな提案をしていくことで、お客様のビジネス価値向上に貢献すると共に自身の成長を感じることができる点も大きな魅力と感じています。